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歯科健診が義務化されるかもしれない「国民皆歯科健診」とは

お疲れ様です。

たかブログを運営しております、たかです。

ニュースご覧になりましたか?

今回の題名の通り、「国民皆歯科健診」が導入されるかもしれません。

国民皆歯科健診が施行されることによってどのような事があるのかを取り上げて行きます。

こんな方にお勧めの記事です
  • 国民皆歯科健診が気になるかた
  • 歯科健診をすべき理由を知りたい方
  • 歯科健診ってどんなことをするのか気になる方
  • 歯科健診によるメリットを知りたい方

それでは行きましょう。

目次

国民皆歯科健診とは

まずは今回国民皆歯科健診が令和7年頃に導入を目指される事がYAHOO!ニュースなどで発信がありました。

そもそも、国民皆歯科健診とはですが・・・

「高校まで義務付けている歯科健診を、年一回は全国民が受診することで疾病の予防と国民の健康寿命の延伸につなげ、結果として国民医療費を適正化し、国民皆保険制度の維持を図ろうとするものです。『国民皆歯科健診』は、口腔の健康を体の健康につなげるという国の健康政策の突破口になるはずです」

https://www.huffingtonpost.jp/entry/dental-checkup_jp_6294335ce4b0cda85dc09125

つまり、年に1回は歯科健診を受ける義務が発生する可能性があります。

人によっては、歯科健診というと嫌な気持ちになる方の方が多いかもしれませんが、

そもそも半年に1回は歯科健診に自主的に行くべきなんです。

歯科健診の現状

海外から見て、日本人は本当に歯の定期的なメンテナンスをしていないと言われています。

出典:https://tokuteikenshin-hokensidou.jp/opinion/001/005/no1.php

定期的な歯科健診の受診率なんと2%!!

低すぎませんか?

他国の定期的な歯科健診の受診率を見ると一目瞭然です。

出典:https://kenjukai-hondashika.com/maintenance/

それなのに、失ってから後悔したもの第一位は「歯」なんです。

歯がないと、美味しいご飯が食べられない上に、清潔感も大きくダウンしてしまいます。

そして80歳時点で残っている歯の本数ってご存知ですか?

定期検診に行っている方:平均15、7本

トラブルの時だけ歯医者に行っている方:平均6、8本

この事から、歳をとるたびにどんどんと歯の本数が減っていくのがわかります。

結構な割合で入れ歯を使用しなくては行けなくなりますね。

入れ歯はメンテナンスが大変ですし、怠ると様々な病気リスクがあります。

たか
たか

個人的には入れ歯のメンテナンスより、歯のメンテナンス(定期健診)をする方がよっぽど楽だと思います。

このような事態から、国民皆歯科健診の導入が検討されている訳です。

定期健診の必要性について

定期健診に行く方がかなり少ないのはお分かり頂けたかと思います。

それでは何故定期健診が必要なのか。

もちろん、ご想像通り「小さな虫歯の発見」というのは一つ理由としてありますが

虫歯よりも自覚症状が少ないかつ、かなりの人数が発症してしまう病があります。

それが、「歯周病」です。

歯肉の所見の有無(15歳以上・永久歯)(歯周組織に所見ある場合を歯周病とする)
出典:https://systema.lion.co.jp/shishubyo/about/kokuminbyo.htm

なんと、30代以上の3人に2人が歯周病なんです。

そんな、歯周病についてですが・・・

歯周病とは、歯と歯ぐきの間に繁殖する細菌に感染し、歯の周りに炎症が起こる病気です。

炎症が歯ぐきに限定されているときは歯肉炎、それ以上に進行すると歯周炎(歯槽膿漏)と呼ばれます。

はじめはほぼ自覚症状がないまま進行し、歯周炎になると歯が抜け落ちたりするばかりでなく、全身に影響が及ぶことがあります。

出典:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/13_sishubyo/

要は歯周ポケットで歯周病菌が増殖し、歯周に炎症が起こってしまう病気です。

歯周病の進行
出典:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/13_sishubyo/

歯周病が進むと歯槽膿漏隣、歯を支えている骨が溶けて行きます。

骨が溶けている最中もあまり自覚症状は無く、気づいたら修復不可能という深刻な事態にまで陥ります。

しかも、歯周病は歯を失うだけではありません。

疾患歯周病との関連
糖尿病糖尿病を患っている人は、健康な人より歯周病にかかるリスクが高いこと、また、歯周病による炎症で生じる物質がインスリン(血糖値をコントロールする物質)の機能を低下させて糖尿病を悪化させる場合があることがわかってきています。
冠動脈心疾患歯周病による炎症が動脈硬化を進ませる場合があることがわかってきています。また、歯周病菌が心臓に運ばれ細菌性心内膜炎の原因になる場合もあります。
誤嚥性肺炎食べ物や飲み物を飲み込むときに誤って食道ではなく気管から肺に入ってしまうことがあります。このとき歯周病菌がいっしょに肺に入り込み感染することで肺炎を起こすこともあります。
早期低体重児出産血液中に入った歯周病菌が胎盤を刺激し胎児の成長に影響を与えることが要因の一つではないかといわれています。

そして、最近では「認知症」にも繋がってしまうという研究まで発表されています。

これらの病気のリスクを減らすには「歯の定期健診」を受けるしかありません。

定期健診ってどんな事をするのか

歯の定期健診を受けた事がない方が大多数だと思いますので、検診内容についてもお話しをして行きます。

私がいつも受けている内容なので、もしかしたら歯医者さんごとにやっている事が少し異なる可能性はありますが、大まか同じ内容だと思います。

歯茎の状態をチェック

まず歯医者に着くと、口の中を消毒液でうがいをして除菌します。(コロナ対策も兼ねてのようです)

その後、歯茎の状態をチェックするため、チクッとする針のようなもので歯茎をつつきます。

歯茎が正常だと、歯茎が張っているので出血する事はないのですが、

歯茎が炎症していると歯茎から出血します。

少しチクッとするので我慢が必要にはなりますが、そんなに痛くは無いと個人的には思います。

歯の状態をチェック

次に歯の状態をチェックします。

虫歯が無いか、歯を見る鏡を使って目視で確認をして行きます。

歯医者さんはプロなので、小さな虫歯もしっかりと見てくれます。

歯のクリーニング

特別問題がなければ、歯のクリーニングをします。

水がジェットで出る器具を使用して歯と歯周ポケット周りをクリーニングします。

その後ブラッシング、そして歯間清掃の糸を通して歯間を綺麗にして完了です。

鏡でチェックして分かるのですが、歯の表面自体も綺麗になるので、清潔感が増します。

気になる着色がある方は、それも綺麗になりますよ!

ブラッシング指導

うまく歯ブラシができていないと感じる方には、歯ブラシのやり方指導もしてくれます。

ブラッシングは歯に当てるのではなく、45度で歯周ポケットに当てて力を入れずに行うのですが、

うまくブラシが当てられていないと、汚れが残ります。

定期健診を受けていれば、特に問題はないのですが、

受けていないと、残った汚れから歯周病に繋がって行きます。

ブラッシングの仕方の指導も大変参考になります。

これで歯の健診は終了になります。

定期健診の実体験について

実際私も社会人になってから歯科健診を受けるようになりました。

きっかけは奥さんで、定期健診の重要さを知った事がきっかけです。

行って最初に受けた衝撃の言葉が

歯周病になりかけてます。

20代でまだまだ若かったのでかなり驚きました。

歯周病になりかけの状態だったので、通常のクリーニングだけではなく、

私の場合は歯周ポケットに溜まった歯石の除去を4回に分けて行いました。

確かにこの歯石除去を受ける前まで、食べ物を食べた際、毎回ではありませんが、

まれに強い痒み?のような違和感がありました。

たか
たか

あれが、歯周病になりかけの初期症状だったのかもしれません。

歯石除去を受けてからはそのようなトラブルは無くなりましたし、

今では定期健診を受けているおかげか、歯のトラブル無く過ごせています。

私も定期健診を受けていなかったら、これからどんどん深刻なトラブルが起こっていたんだなと思うとゾッとします。

歯ブラシもちゃんとしていた「つもり」だったんですが・・・

【おまけ】歯の資産について

ご自身の歯って資産にするとどれぐらいの価値があると思いますか?

実は歯も立派な資産なんです。

一般の人が思う歯の価値(日本)

1本 約35万 合計(28本)973万

歯科医が思う歯の価値

1本 約104万 合計(28ほん)2,913万

随分と差がありますね。笑

一方海外となると、やはり意識の高さから、日本人と大きな金額の開きが出てきます

一般の人が思う歯の価値(アメリカ人)

1本 500万 合計(28本)1億4,000万

凄い差じゃないですか?

これだけ大切に思う気持ちが違うんです。

とある歯の賠償請求の裁判(交通事故に伴う)では、1本80万との判決が出たそうです。

そうすると合計(28本)で2,240万という資産額になります。

一人当たり口に2,240万という資産をお持ちという事を自覚して頂けると幸いです。

最後に

いかがでしたでしょうか。

今回は国民皆歯科健診のニュースがあり、歯科健診についての情報を発信させて頂きました。

今回の記事の纏め
  • 国民皆歯科健診が令和7年頃に施行される可能性がある
  • 国民皆歯科健診とは、全国民を対象に1年に1度歯科健診を受ける事を義務化する事
  • 現状の歯科健診は2%。他国と比べてもダントツで低い水準
  • 失って後悔するものは「歯」がNo.1
  • 30代以上の3人のうち2人は歯周病になっている
  • 歯周病は歯を失うだけでなく、様々な体全体の病気に関わってくる
  • 歯科健診を受けると、歯の病気全般を予防、早期発見し、対処できる

歯科健診は大体2〜3000円程度で受ける事ができます。

なんと、お金持ちは健康にお金をしっかりと使うと言われています。

特に歯の健康に対してはお金を惜しみません。

自分の体は乗り換えができないので、定期的にしっかり点検するというのは、

車で例えるとしっかりと定期メンテナンスをおこなっているのと同じですね。

ご自身の体が壊れてしまわないよう、しっかりと健診を受けるようにして行きましょう!

これからも皆様のお役に立てる情報を発信して行きます!

それではまた次回✌️

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